◆ 黒田長政が慶長14年(1609)に建立した一ノ鳥居
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日本に捕らわれた唐人の祖慶官人(そけいかんにん)は日本人妻と結婚し筥崎宮に仕え二人の子供がいましたが、唐に残した子供二人が迎えに来たので
筥崎殿はこれを憐れみ日本で生まれた子供も連れて帰る許可を出しました。別れの時に祖慶夫婦が別れを惜しんで座ったのが「夫婦石」、
唐の子供が父が死んでいたら建てようと思って持ってきたのが「唐船塔」です。
それ以外に文永11年(1274)に蒙古軍が900隻の艦船で攻めてきた元寇の役のときの船の碇(いかり)石や、
石にふれると運が湧き出るといわれる招福開運の「湧出石」などいろいろ境内にあります。
また、手水舎(てみずしゃ)近くにお潮井(真砂)があります。箱崎浜はお潮井浜とも呼ばれ、この浜の砂を博多では清めの砂として用いる習慣があります。
このお潮井(真砂)をてぼ(籠)に入れ玄関に備えて外出の時に身に振りかけ災厄(さいやく=災難)からのがれる事を祈ります。
●筥崎宮境内案内図
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